introduction-2 動機
その同級生は大学院にて、建築と都市計画を研究分野としていた為、その様な行政の主催する住民参加型の活動や、行政の合意形成のプロセスについてへのアンテナがもともと高かったのだろう。
まさに自分の故郷である宮代町でそのような活動に参加できることに、彼はとても意欲を持っていた様に思う。
誘われた私は、そういった地域活動にもともと特別に興味があったとか、そういった話ではぜんぜんなく(もちろん地元は好きだったが...)、恥ずかしながら、浪人を経験したり、大学も人より1年余計に通っており(要するに留年)、これは良いチャンスだ、不甲斐ないダメ学生の私が、もし地元への貢献ができることなら、何でもやってみたいという思いがあったからで、世間体に対してマイナスからゼロへ持っていくための行動であったと思う。
という訳で、これがまちづくりの活動への入り口となった。
私の参加動機はお世辞にも誉められたものではなかった。